出来高、大幅増加 trading volume, growth. 2003 6 11
本日の東京株式市場は、出来高が大幅に増加しました。
昨日は、13億株であったが、本日は17億株になりました。
この出来高は、14年ぶりの大商いです(SQ算出日を除く)。
今年の1月の初めは、出来高が、5億株前後しかなくて、
冬のある日、今日は、やっと出来高が、5億株を超えたと、
そんな寂しい日がありました。
季節も冬ならば、株式市場も冬でした。
市場には、誰もいなくて、
市場にいるのは、デイトレーダーと証券会社のディーラーだけでした。
荒れ野には、枯れ木ばかりでした。
見渡す限り、荒れ野になってしまって、
枯れ木は、もう二度と蘇ることはないかと思いました。
しかし、やっと、枯れ木にエネルギーが吹き込まれ、
枯れ木が蘇りつつあります。
四方に離れてしまったエネルギーが、
四方から再び、集まりつつあります。
白骨樹にも見えた、枯れ木が、なんとか、生き返りそうです。
さて、本日の日本証券新聞を見ると、
売り残が、高水準の銘柄のリストがありました。
信用売りが、多い銘柄のリストです。
このような記事は、たまにやるのではなく、
まめにやって欲しいものです。
私は、株式市場を見る時、
まず、売り残が、高水準の銘柄を探します。
なおかつ、信用倍率が低いものを探します。
倍率が1.0倍以下の銘柄を探します。
そして、業績のよい会社かどうかを判断します。
なぜなら、売り残が高水準の銘柄ほど、
よく株価が上昇し、しかも長く上昇するのです。
株価を上昇させるには、信用売りを増やせという人までいます。
少し、極端な考え方ですが、趣旨には賛成です。
この記事のリストを見ると、
売り残が高水準で、信用倍率が1.0倍以下の銘柄が、
いくつかあります。
これで、その銘柄が、将来性があるか、
業績がよいかが、ポイントになります。
なぜ、信用売りが多いと、株価が上昇するか。
それは、株価が予想に反して、上昇してしまうと、
信用売りをした投資家が、買い戻す動きになるからです。
このため、比較的長く、株価が上昇し続けます。